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ブログ/use-cases·2026年9月4日·2分·執筆:eroqチーム

スタジオなしでAI商品撮影:素材・ラベル・セットの考え方

スタジオなしで商品を撮影する方法。素材やラベルの書き方、参照写真の使い方、カタログ全体で使える商品のエレメント保存までを解説します。


商品写真は3つの要素でできています。被写体、それが置かれた面、そして素材感を伝える光です。生成モデルはそのうち2つをすぐにこなせますが、3つ目がうまくいくのは、商品をカテゴリーで説明するのをやめ、何でできているかを説明し始めてからです。ここでは画像スタジオでカタログを撮影するための実践的な方法を、まだモデルに任せられない2つのことも含めて紹介します。

カテゴリーではなく素材を書く

「白い背景に置かれた美容液のボトル」と書くと、どこかの誰かの美容液のストックフォトができあがります。モデルにはあなたがどの商品を指しているのかわからないので、これまで美容液と呼ばれてきたあらゆる商品の平均をレンダリングするのです。

素材、仕上げ、キャップの形状、ガラスの色、ボトルの肩の形を書きましょう。スタジオにあらかじめ用意されているオブジェクトのエレメントは、まさにこの書き方で書かれていて、そのまま真似できるよいテンプレートです。

  • 琥珀色のガラスの小さな香水ボトル、ヘアライン仕上げのゴールドのキャップとクリーム色のミニマルなラベル、柔らかなスタジオの映り込みをとらえて
  • すりガラスのスキンケア美容液ボトル、スポイト付きキャップ、みずみずしい水滴、清潔感のあるクリニカルビューティー風のスタイリング
  • 白いレザーのパリッとしたスニーカー、ガムソールと丁寧なステッチ、宙に浮かぶヒーロープロダクトのアングル

どれもまず素材(琥珀色のガラス、すりガラス、白いレザー)を書き、そのあとで光がその上でどう振る舞うかを書いています。この順番は飾りではありません。素材と光の組み合わせこそが写真とCGを分けるもので、フォトリアルなプロンプトのガイドで顔や街並みに使っているのと同じ語彙です。

残りは光と置き面が決める

カタログのほとんどは、3つのセットアップでカバーできます。どれも1段落ではなく、ひとことで書けます。

  • シームレス背景にソフトクロスライト。 角度をつけた2つのやわらかい光源で、硬い影は出ません。スキンケア、化粧品、家電など、清潔で精密に見せたいもの全般に向いた、すっきりした広告写真の定番です。
  • コンクリートや石の上に硬いスタジオストロボ。 一方向からの光、くっきりした影、光の筋に舞うほこり。スニーカー、腕時計、工具、蒸留酒に。影にエッジがあるからこそ、高級に見えます。
  • 生活感のある面に窓明かり。 リネン、オーク材、大理石、たたんだタオル。料理、キャンドル、陶器など、精密さより温かみで売るもの全般に。

どれを使いたいかを書き、被写体が何の上に置かれているかも書きましょう。「真っ白な空間」と「粗削りのスレート板」では、同じボトルでもまったく違う価格帯に見えます。

ラベルの問題を率直に

前提として計画に組み込むべき限界があります。モデルはラベルらしきものをレンダリングしますが、それはあなたのラベルではありません。細かい文字は文字のように見えるテクスチャとして出てきますし、正確なロゴ(実際の字形や字間を持ったあなたのロゴ)は、たとえ参照写真があっても、拡散モデルが確実に再現できるものではありません。

この限界に逆らうのではなく、うまく付き合う方法が3つあります。

  1. 無地のラベル前提で構図を作る。 「クリーム色のミニマルなラベル、文字なし」と指定し、ネガティブプロンプトに「文字、レタリング、透かし、ロゴ」を入れます。きれいな面が手に入るので、本物のデザインは編集ソフトで載せましょう。原寸で見られるものには、これが誠実なやり方です。
  2. ラベルを見せない。 正面が見えない向きまで回したスリークォーターのアングルは、魅力的なヒーローショットになり、問題そのものを回避できます。
  3. 物撮りではなく、使用シーンを撮る。 手元、使っている様子、雰囲気、大きなシーンの中に小さく写る商品。そのサイズなら、どのみち誰もラベルを読みません。

画面内のモニター、値札、看板にも同じルールが当てはまります。レンダリングされた文字はテクスチャであって、決して情報ではありません。文字を除外する方法は、用語集のネガティブプロンプトの項目で詳しく解説しています。

本物の商品をモデルに渡す

説明文で得られるのは「それらしい」商品です。参照写真があれば、あなたの商品が得られます。実物の写真を添付すると、レンダリングは新しい商品をでっち上げるのではなく、その写真から出発します。形、プロポーション、色がそのまま引き継がれます。

ごちゃごちゃした写真3枚より、きれいな写真1枚です。正面から光が当たり、ピントが合っていて、フレームいっぱいに写り、無地の面に置かれ、手が写っていないもの。参照をちょうど1枚だけ添付すると、レンダリングは編集モードになります。その場合にフォーマット設定が効かなくなるのもそのためで、元の写真にはすでに形があり、そちらが優先されるのです。何が保たれ、何が変わるかについては画像から画像への編集ガイドで詳しく解説しており、簡単な定義は参照画像にあります。

商品をエレメントとして保存する

カタログ制作の本当の鍵は、商品の説明を一度だけで済ませることです。エレメントとは、名前、説明文、写真を持つ再利用可能な参照で、場所、オブジェクト、スタイルのいずれかです。商品をオブジェクトのエレメントとして保存すれば、以後はどの画像や動画のプロンプトでも@でメンションできます。説明文はプロンプトに組み込まれ、写真は自動的に参照に加わります。

これがセット全体の統一感を保つ仕組みです。「琥珀色のボトル」をそれぞれ少しずつ違う言葉で説明した20枚のレンダリングからは、少しずつ違う20本のボトルが生まれます。同じエレメントを@でメンションした20枚なら、1本のボトルが20通りのシーンに登場します。エレメントは最大50個まで保存できます。さらに種類がスタイルの2つ目のエレメント(「クリーンなビューティー誌風、柔らかな拡散光、パステルカラーの無地背景、光沢のある雑誌風の仕上がり」)を使えば、キャンペーン全体を1つのルックに統一できます。詳しい仕組みはエレメントの使い方で解説しています。

今日すぐ試せるプロンプト

書き始める前にフォーマットを選びます。フィードやグリッドなら1:1、縦長のパッケージなら3:4、エディトリアル用の静止画なら4:3、ページのヘッダーなら16:9です。そのうえで、素材を先頭にした、流れるような1段落を書きます。

琥珀色のガラスの小さな香水ボトルのヒーローショット、ヘアライン仕上げのゴールドのキャップ、粗削りのスレート板の上に立っている、左上からの硬いスタジオストロボで右側にくっきりした影が1本落ちる、光の筋に浮かぶ細かなほこり、深いグラデーション背景、曇りのないガラス、精密で高級感がある。

4枚のバッチでレンダリングすれば、同じヒーローショットのライティング違いが4通り手に入ります。その後は、一度に1つの節だけを変えていきましょう。まず置き面、次に光の向き、そして背景です。あちこちを同時に変えたプロンプトでは、何が効いたのかがまったくわからないからです。

カタログ制作の実際のコスト

どのモデルでも、どのフォーマットでも、画像は1枚10クレジットなので、計算はシンプルです。4枚のバッチなら40クレジット。6つのアングルをそれぞれ4枚のバッチで試すと、240クレジットです。$10のStarterパックは1,000クレジット(完成した静止画100枚分)で、新規アカウントには50クレジットが付与されます。何かを決める前に、商品を1つ撮影してみるには十分な量です。

同じ商品を静止画だけでなく動きでも見せたいときは、オブジェクトのエレメントをそのまま動画ツールに持ち込めます。3ショット構成のCMレシピは、EC向けAI商品動画と商品動画のページで紹介しています。

よくある質問

モデルに本物のロゴを商品へ入れてもらえますか?

いいえ、確実にはできません。レンダリングされた文字は、実際のデザインではなく、それらしいテクスチャとして出てきます。無地のラベルを前提にして、本物のラベルは編集ソフトで合成してください。ラベルをカメラから背けるか、物撮りではなく使用シーンの中で商品を撮れば、問題そのものを避けられます。

カタログ全体で同じ商品の見た目をそろえるには?

説明文と写真を付けてオブジェクトのエレメントとして一度保存し、あとはすべてのプロンプトでそのエレメントを@でメンションします。説明文はプロンプトに組み込まれ、写真は参照に加わるので、毎回商品を説明し直すのではなく、1つの定義を使い回せます。

商品の写真は必要ですか?説明文だけで足りますか?

無地の白いマグカップやノーブランドのキャンドルのように、商品がありふれたものなら説明文で十分です。独自の形や仕上げを持つ特定の商品なら、写真を添付してください。無地の面に置いて正面から光を当てたきれいな写真1枚は、どれだけ形容詞を重ねるよりも効果があります。

商品写真はどの解像度で出力されますか?

選んだフォーマットのネイティブサイズで出力されます。正方形の1024 × 1024から、ワイドスクリーンの1344 × 768までです。アップスケーラーはないので、あとで拡大するつもりでいるのではなく、レンダリングの前に必要な形を選んでください。

素材を書き、商品の写真を添付し、エレメントとして保存する。そして画像スタジオを開いて、最初のアングルを撮影しましょう。

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