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ブログ/prompts·2026年9月8日·2分·執筆:eroqチーム

ネガティブプロンプトとCFGスケールを解説:すぐ使えるリスト付き

ネガティブプロンプトが何を取り除き、CFGスケールが何を調整するのか。対応する画像モデルと動画エンジン、フォトリアルやアニメ向けのコピペ用リストも紹介。


画像スタジオでは、どの画像プロンプトの下にも2つの設定がありますが、ほとんどの人は触れたこともありません。もったいない話です。この2つで、生成画像についてもっともよくある2つの不満に答えられるからです。「頼んでいないものが追加された」と「頼んだものが無視された」。この記事では、ネガティブプロンプトとCFGスケールがそれぞれ何をするのか、画像と動画のどこで使えるのか、そして一度貼り付けたらあとは忘れていいリストを紹介します。

ネガティブプロンプトの役割

拡散モデルは、ノイズを一歩ずつプロンプトの方向へ導いて画像を作ります。ネガティブプロンプトは、そこから遠ざかるためのもうひとつの方向です。これはフィルターではなく、押す力です。「帽子」を入れれば帽子は出にくくなりますが、出なくなるわけではありません。「醜い」を入れても、目に見える効果はありません。モデルには、避けるべき「醜さ」というひとつの概念がないからです。

ネガティブプロンプトが本領を発揮するのは、次の3種類です。

  • モデルが勝手に加えがちなアーティファクト。 ぼやけ、圧縮ノイズ、透かし、紛れ込んだ文字、余分な手足、6本の指。これらは統計的なクセなので、名指しすれば確率が変わります。
  • うっかり寄っていってしまうスタイル。 写真のはずが絵のように出てくるなら「絵画、イラスト」、アニメのレンダリングがテカテカしてしまうなら「フォトリアル、3Dレンダリング」。
  • 被写体に引き寄せられてくるもの。 何も身に着けていないと書いた顔に現れる眼鏡、ひとりきりの人物の背後の人だかり、テーブルの上の2つ目のカップ。

一方、ポジティブプロンプトですでに扱えることには向いていません。昼の光が欲しいなら「真昼の太陽」と書きましょう。ネガティブに「夜、暗闇」と書くのは、同じことを弱く言っているにすぎません。また、ネガティブのリストが2〜3行を超えて長くなると、ポジティブプロンプトとぶつかり始めます。あらゆるものが少しずつ禁止されるので、画像は平板で、ありきたりで、妙に控えめになってしまいます。

原則はこうです。ポジティブプロンプトには欲しいものを書き、ネガティブプロンプトには、欲しくないのにモデルが加え続けるものを書く。

CFGスケールの役割

CFGスケール(classifier-free guidance)は、各ステップがどれだけ強くプロンプトのほうへ引き寄せられるか、そして同じダイヤルで、どれだけ強くネガティブから遠ざけられるかを決めます。「どれだけ文字どおりに従うか」のつまみです。

  • CFGを低くする:解釈がゆるくなり、コントラストがやわらかく、テイクごとのばらつきが大きくなります。指定したディテールが抜け落ちる可能性も高くなります。
  • CFGを高くする:より文字どおりに、彩度が高く、エッジが硬くなります。ある点を超えると、ざらついた質感、二重の輪郭、白飛びしたハイライトが出てきます。

実践的なポイントが2つあります。まず、CFGを上げるほどネガティブも強く効きます。ネガティブの語が無視されているように見えるなら、その語を繰り返すより、CFGを一段上げるほうが解決することがよくあります。次に、フォトリアルな制作には、イラストより一段低いCFGが向いています。写真には多少のゆるさが許され、絵は彩度の高さに耐えられるからです。

デフォルトから一段ずつ動かしましょう。CFGを変えて構図まで変わったら、動かしすぎです。このダイヤルは従わせる度合いのためのもので、レイアウトのためのものではありません。

eroqでそれぞれの設定がある場所

画像。 3つの画像モデル、Image One(フォトリアル)、Image Anime、Image Artはすべて、ネガティブプロンプトとCFGの値(画像スタジオの「プロンプトの強さ」)を受け付けます。リファレンス写真も使え、1回に1〜4枚を1枚10クレジットで生成できます。画像APIでも同じパラメーターが使えるので、スタジオでうまくいったネガティブのリストは、あなたのプロダクトでもそのまま使えます。

動画。 動画エンジンは、画像ほど足並みが揃っていません。スタジオでネガティブプロンプトの欄(「避けたいもの」)が表示されるのは、選択したエンジンが対応している場合だけです。現在のラインナップでは、Kling 2.5 Turboがネイティブのネガティブプロンプトに対応しています(Creatorプラン以上)。ほかのエンジンでは、ないものではなく、あるものを描写しましょう。どのエンジンでも、「人のいない通り」と書くほうが、ネガティブに「群衆」と入れるより必ずうまくいきます。動画にはCFGのダイヤルはありません。その役目はプロンプトの構成が担い、動画スタジオがカメラとライティングの選択をプロンプトに組み込んでくれます。

シード。 Seedanceのエンジンは再現用のシードに対応しています。同じプロンプト、同じ設定、同じシードなら、同じクリップが生成されます。動画で公平な比較ができるのはこのおかげです。ネガティブプロンプトを変えてシードはそのままにすれば、見える違いはネガティブプロンプトによるものです。Seedance 2.5では、さらに最初と最後のフレームも指定できます。

ネガティブプロンプトの問題に見えて、実はそうではないものが2つあります。コンテンツポリシーの範囲外のリクエストはcontent_blockedを返し、料金は一切かかりません。そして、それ以外の理由で失敗したレンダリングは自動で返金されます。どちらも、ネガティブの欄で直せるものではありません。

すぐ使えるリスト

作業の種類ごとにベースのリストをひとつ用意し、ショットごとの語をその上に足していきましょう。以下は私たちが繰り返し使っているリストです。そのまま貼り付けられるよう英語のまま載せ、意味を添えています。

フォトリアル(Image One)

painting, illustration, cartoon, 3d render, plastic skin, waxy, oversaturated, extra fingers, deformed hands, blurry, text, watermark, logo

意味:絵画、イラスト、カートゥーン、3Dレンダリング、プラスチックのような肌、ろうのような質感、彩度過多、余分な指、崩れた手、ぼやけ、文字、透かし、ロゴ

アニメ・イラスト(Image Anime)

bad hands, extra fingers, missing fingers, extra limbs, deformed, bad anatomy, blurry, low quality, jpeg artifacts, text, watermark, signature, cropped, out of frame, photorealistic

意味:崩れた手、余分な指、欠けた指、余分な手足、変形、不自然な人体構造、ぼやけ、低品質、JPEGのノイズ、文字、透かし、サイン、見切れ、フレーム外、フォトリアル

絵画調(Image Art)

photograph, 3d render, flat digital, oversharpened, text, watermark, extra limbs, blurry

意味:写真、3Dレンダリング、平板なデジタル感、シャープすぎ、文字、透かし、余分な手足、ぼやけ

商品写真

hands, people, reflections of a camera, dust, fingerprints, text, watermark, busy background, extra objects

意味:手、人物、カメラの映り込み、ほこり、指紋、文字、透かし、ごちゃごちゃした背景、余計な物

動画(ネガティブプロンプトに対応したエンジン)

text, watermark, logo, extra limbs, distorted face, split screen, jump cuts, flicker

意味:文字、透かし、ロゴ、余分な手足、歪んだ顔、分割画面、ジャンプカット、ちらつき

ショットごとに足す語は、短く具体的に。「glasses(眼鏡)」「beard(ひげ)」「second person(2人目の人物)」「rain(雨)」。そのショットのために足し、終わったら外しましょう。

確実に仕上がるワークフロー

  1. ポジティブプロンプトを書き、ネガティブは空のまま、デフォルトのCFGで4枚1組をレンダリングします。
  2. 頼んでいないのに現れたものを確認します。その言葉をネガティブプロンプトに入れます。
  3. 頼んだのに得られなかったものを確認します。そのディテールをプロンプトの前のほうへ移し、それでも出なければCFGを一段上げます。
  4. 動画では、テイクを比較する前にSeedanceのエンジンでシードを固定します。そうすれば、変数は自分が変えたものだけになります。
  5. うまくいったテイクは、完全なレシピ(プロンプト、ネガティブ、CFG、シード)と一緒にライブラリに入っています。「リミックス」を押せば、そのすべてを読み込んで次のバリエーションに取りかかれます。

1ステップにつき4回のレンダリング、変えるのは1か所だけ。遠回りに聞こえますが、これがいちばんの近道です。

よくある質問

ネガティブプロンプトは動画でも使えますか?

対応しているエンジンなら使えます。スタジオがこの欄を表示するのはそうしたエンジンのときだけで、現在のラインナップでネイティブのネガティブプロンプトに対応しているのはKling 2.5 Turboです。ほかのエンジンでは、フレームに映ってほしくないものではなく、映るべきものを書きましょう。

CFGは高いほど正確になりますか?

いいえ。より文字どおりになるだけで、それは正確さとは別物です。CFGが高いと彩度が過剰になり、エッジが硬くなり、やがてCFG自体がアーティファクトを生むようになります。指定したディテールが何度も抜け落ちるときだけ上げ、それ以外はそのままにしておきましょう。

シードとは何ですか?なぜここで重要なのですか?

シードは、レンダリングの出発点となるノイズです。Seedanceのエンジンでは、同じプロンプト、設定、シードなら同じ結果になります。そのため、ネガティブの語を変えたとき、ランダムなテイクを見比べて推測するのではなく、その語が何をしたのかを正確に確かめられます。

画像スタジオを開き、フォトリアル用のリストをネガティブプロンプトの欄に貼り付けて、4枚1組をレンダリングし、違いを確かめてみましょう。

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