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ブログ/prompts·2026年9月29日·2分·執筆:eroqチーム

会話でAI動画を仕上げる:「同じで、縦型に」

「同じで、縦型に」「やっぱりKlingで」「5秒にして」と、1メッセージずつクリップを調整。引き継がれる設定、やり直すタイミング、下書きのコストを解説します。


クリップの最初のバージョンが、そのまま採用されることはめったにありません。公開先に対して画角が合っていない、アクションが長すぎる、そもそもエンジンは下書き用だった。スタジオのホーム上部にあるバー、Askなら、こうした修正のためにリクエストを打ち直す必要はありません。返事をするだけです。「同じで、縦型に」。スレッドはそれまでの発言を覚えていて、指定した1点だけを変え、新しい設定でツールページをもう一度準備します。Askが初めてなら、まずは1文から始めましょう。

フォームではなく、スレッド

最初のメッセージを送ると、スタジオのホームがチャットに変わります。右側に自分のメッセージ、左側に返信が1語ずつ表示されます。それ以降のメッセージは、すべてスレッド全体を踏まえて読まれます。前に言ったことは有効なままなので、伝えるのはクリップ全体ではなく変更点だけです。

各返信の下には、何が設定されたかを示すグレーの行が表示されます。たとえば動画 · Kling 3.0 · 10 s · 9:16のような行で、その下にプロンプトが引用され、動画を開く →ボタンを押すと、すべて入力済みのツールページに移動します。クリックするまでは何も開かないので、まずチャットで調整を続けられます。

1メッセージにつき1つの変更

スレッドは、こうした追加の指示のために作られています。どれも1点だけを変え、残りはそのまま保ちます。

  • 「同じで、縦型に」と送ると、フォーマットが9:16になります。「正方形」なら1:1、「横長」「横向き」「YouTube」なら16:9、「シネマ」「ウルトラワイド」なら21:9です(21:9は動画のみ)。
  • 「やっぱりKlingで」と送ると、プロンプトはそのままでエンジンが変わります。ファミリー名は、そのファミリーの標準エンジンを指します。Klingと言えば、Proと言わない限りProではなくKling 3.0です。プランに含まれないエンジンの場合はボタンの横にプランのバッジが付き、ページは「アンロック」ボタン付きで開きます。
  • 「5秒にして」と送ると、長さが変わります。ページ側では、エンジンがレンダリングできる長さとプランで許可された長さに自動で合わせられます。長いクリップはプランで解放され、Hobbyでは最長15秒、Creatorでは20秒、Studioでは30秒です。
  • 「今度は画像で」と送ると、同じ被写体が画像ツールに移ります。画像で使えるのは1:1、3:4、4:3、9:16、16:9です。
  • 「@Minaを追加して」と送ると、Minaがキャストに加わります。Minaがレンダリングに登場するのは、キャラクターの「アイデンティティ」タブでルックシートを作ってからです。ルックシートがない場合は「ルックシートが必要」と表示されます。場所や物も同じ仕組みで、スタイルにはシートは不要です。詳しくは名前でキャスティングする方法をご覧ください。

2つを同時に変えることもできます。「縦型で5秒」と送れば、両方が設定されます。1メッセージに1つの変更というのはルールではなく習慣です。2つのバージョンの違いが1点だけなら、どの変更が差を生んだのかがはっきりわかります。

1つのセッションを、メッセージごとに追う

ラフな下書きから最終レンダリング、そして静止画まで、セッション全体の流れです。

You:        Make a 10 s clip: a woman in a red coat walks along a rainy
            boulevard at night, neon reflections on the wet street, slow
            tracking shot.
Grey line:  Video · 10 s    [Open Video →]

エンジンを指定していないので、ページは現在のエンジンのままです。つまり最後に使ったエンジンか、新規アカウントならSeedance 2.0 Miniです。ここでは最も安いエンジンであるSeedance 2.0 Miniで、カメラワークはトラッキングに設定されています。レンダリングしてみると、動きは問題ありませんが、スマートフォン向けとしては画角が合っていません。

You:        The same, but vertical.
Grey line:  Video · 10 s · 9:16    [Open Video →]

プロンプトも10秒の長さも同じで、フォーマットだけが変わりました。もう一度レンダリングします。歩く様子は半分の時間で十分に伝わり、後半は間延びしています。

You:        Make it 5 seconds.
Grey line:  Video · 5 s · 9:16    [Open Video →]

縦型のまま、5秒になりました。タイミングはこれで決まりです。いよいよ、仕上げに使いたいエンジンの出番です。

You:        Rather with Kling.
Grey line:  Video · Kling 3.0 · 5 s · 9:16    [Open Video →]

変わったのはエンジンだけです。Kling 3.0はHobby以上のプランで使えます。プランに含まれていない場合は、ここでボタンの横にプランのバッジが表示されます。

You:        Now as a vertical image.
Grey line:  Image · 9:16    [Open Image →]

ボタンを押すと、同じ女性と同じ大通りのまま画像ツールが開きます。フォーマットをあえてもう一度伝えているのには理由があります。クリップと画像では使えるフォーマットが異なるため、ツールを切り替えるときは使いたいフォーマットを指定しましょう。

引き継がれるもの、言い直すもの

追加の指示はどれも、直前のバージョンを起点にします。被写体とそのプロンプト、指定したエンジン、秒数、フォーマットです。だからこそ「やっぱりKlingで」と送っただけで、改めて言わなくても縦型・5秒のまま仕上がったのです。

長いスレッドを正確に保つための習慣が2つあります。

  • グレーの行を読む。ページを開く前に、エンジン、秒数、フォーマットなど、設定された内容が一覧で表示されます。頼んだものが抜けていたら、もう一度伝えましょう。追加の指示は無料です。
  • 言わなかったことは変わらない。Askが設定するのは、頼んだことだけです。一度も触れなかった項目は、1通目でも5通目でも、ツールページの現在の設定のままです。

新しいチャットを始めるタイミング

新しいチャットで、まっさらなチャットを始められます。チャット一覧の上部にあるボタンか、スタジオ左側のレールでAskの横にある+を使います。被写体が変わるときに使いましょう。同じスレッドでは前に言ったことが有効なままなので、新しいアイデアも直前のクリップのエンジンとフォーマットから始まってしまいます。新しいチャットは何もない状態から始まり、そこで伝えたことだけが設定されます。

チャットは、チャットの横の列に新しい順で一覧表示されます(スマートフォンではチャットの中)。Askからツールを開いたあとは、ブラウザの戻るボタンでチャットに戻れます。左側のレールのAskの行は進行中のチャットに戻り、一覧のどの行からでも中断したところからチャットを再開できます。ホームのリンクは通常のホームのままです。チャットはこのブラウザに30日間、最大30件まで保存され、デバイス間では同期されません。ノートパソコンのスレッドは、スマートフォンには表示されません。

追加の指示のたびにチャットへ戻る必要はありません。動画ページで⌘K(WindowsではCtrl+K)を押し、「同じで、縦型に」と入力して、最後の行のeroqに聞く:「…」を選びます。進行中のチャットに送られます。

どのバージョンも、レンダリングではなくページ

追加の指示を送るたびに、動画ツール(または指定したツール)が新しい設定入りで準備し直され、それを開くボタンが表示されます。勝手にレンダリングされることはありません。ページの「生成」をクリックするのはあなた自身で、通常どおりクレジットの確認とプランによるアンロックが行われます。質問は無料なので、上の5つのメッセージにコストはかかりません。費用が発生するのはレンダリングだけです。だからこそ、下書きに使うエンジンが重要になります。

Miniで下書きすると、どれだけ節約できるか

このセッションでは、Seedance 2.0 Miniで下書きを3本レンダリングし、最終版をKling 3.0で仕上げました。最初のメッセージから4本ともKling 3.0でレンダリングした場合と比べてみましょう。

レンダリング 下書きはMini、最終版はKling すべてKling 3.0
1 · 10秒 90 340
2 · 10秒、縦型 90 340
3 · 5秒、縦型 45 170
4 · 最終版 170 170
合計クレジット 395 1,020

最終的なクリップは同じです。何を変えるべきかを教えてくれた3本の下書きは、Klingなら850クレジットかかるところ、Miniでは225クレジットで済みました。下書きは安いエンジンで行い、画角と長さが固まってからエンジンを切り替えましょう。設定面はAskがエンジン・長さ・フォーマットを選ぶ仕組みで、残りの計算はクレジットを無駄にせずテイクをまとめる方法と料金で解説しています。

よくある質問

Askはチャットで前に言ったことを覚えていますか?

はい、同じチャット内であれば覚えています。「同じで、縦型に」や「やっぱりKlingで」といった追加の指示は、それまでのメッセージを踏まえて解釈されます。どのチャットも30日間チャット一覧に残るので、あとから再開できます。新しいチャットでまっさらなチャットを始められます。チャットはこのブラウザに保存され、デバイス間では同期されません。

追加のメッセージにクレジットはかかりますか?

いいえ。追加の指示を何回送っても、質問は無料です。クレジットが消費されるのは、通常のクレジット確認のあと、ツールページで「生成」をクリックしたときだけです。

プロンプトを打ち直さずにエンジンを切り替えるには?

追加の指示でエンジン名を伝えます。「やっぱりKlingで」「Veo 3.1で」のように送れば、プロンプト、長さ、フォーマットはそのままです。ファミリー名は1つのエンジンを選びます。KlingならKling 3.0、VeoならVeo 3.1、SeedanceならSeedance 2.0 Miniです。Pro、Fast、Lite、Maxを付けると、それぞれのバリエーションが選ばれます。「Kling 3.0 Pro」はCreator以上のプランで使えます。

同じチャットで、動画のリクエストを画像に切り替えられますか?

はい。「今度は画像で」と送ると、同じ被写体で画像ツールが開きます。切り替えるときはフォーマットをもう一度指定しましょう。画像で使えるのは1:1、3:4、4:3、9:16、16:9で、21:9は動画専用です。

追加の指示を送っても、ページが自動で開かないのはなぜですか?

会話を続けられるようにするためです。チャットを離れずに、次の変更を送れます。グレーの行の内容が正しければ動画を開く →をクリックしてください。すべて入力済みの状態でページが開き、ロックされたエンジンの場合は「アンロック」ボタン付きで開きます。

スタジオを開いて、まずはラフな下書きを頼み、それから変えたいところを伝えましょう。

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